Jupyter本没原稿集#2.2 ipywidgets#2
ボツネタ供養の第三弾です。前回から大分間が空いてしまいました。申し訳ありません...
今回は残りすべてのウィジェットを紹介します。

ToggleButton

トグルボタンです。ボタンをクリックすると真偽値が切り替わり、状態が保持されます。以下のコードでは2つの値の論理積を出力しています。

from ipywidgets import ToggleButton


def x_and_y(change):
    clear_output()
    print(toggle_button_x.value & toggle_button_y.value)
Optimized Pythonを試す

「python Advent Calendar 2017 10日目」 の記事です。

TwitterのTLをぼーっと眺めていたら気になるサイトを見つけました。

Check This Out – Optimized Python

なんと、このdockerイメージを使うと、公式のPythonのイメージと比較して、19%の高速化と75%の軽量化がされているようです。 これは試さずにはいられません。

ビルドされたイメージは Docker Hub に上がっており、イメージをpullするだけで最適化されたPythonが使えます。

Pythonのバージョンは3

累積リターンをfor文を使わずに算出する冴えたやり方

fin-pyもくもく会 #8 で for文を使って累積リターンを算出して遅いという話をしていたら、2casa さんより、対数収益率を計算した後に合計したらよいのではないかとアドバイスいただきました。

確かに「Pythonでfor文を使ったら負け」という格言があることですし、色々試してみました。

前提条件

下記のように最初の株価を100円とし、1000日分の騰落率をランダムに与えてみます。

In [1]:
import numpy as np


n = 1000  # データ数
s0 = 100  # 最初の株価
np.random.seed(10)
pct_c
Jupyter本の没原稿集 #1 Bokehで凝った円グラフを描画する

ボツネタとは

Jupyter本 にはページ数の都合で入り切らなかった内容を紹介する企画第一弾です。
涙をのみながらボツにした原稿を少しカジュアルにして本ブログで復活させます。

Bokeh で凝った円グラフを描画する

今回は Bokeh を使用して、下記の要件を満たす円グラフを描画してみます。

  • 要素数が多いため、上位のみを表示する
  • 上位以外はテキストを表示せず、目立たない表示にする(徐々にグレイアウト)
  • テキストの書式を設定する

テンプレどおりのグラフなんてつまらない、プレゼンで差をつけたい、なんて場合にはカスタマイズしたグラフ

著者が語るJupyter本の読みどころ

ご縁があって、 PythonユーザのためのJupyter[実践]入門 という書籍を共著で執筆させていただきました。

本記事では本書の読みどころなどについて、勢いに任せた乱筆ですがつらつらと語っていきたいと思います。

本書の目的

本書の3ページ「はじめに」を全文掲載します。まさにここに書かれていることが本書を読む動機となると思います。書店などで本書を手にとってパラパラ見ていだければ雰囲気はつかめると思います。

本書は、「Jupyter Notebook」の使い方と「データの可視化」にフォーカスを当てた書籍です。 Jupyt

ブログをリニューアルしました

Miyadaiku に乗り換えた理由

これまでは静的サイトジェネレータとして Pelican を使用していましたが Miyadaiku に乗り換えました。

Miyadaiku は Python 製の静的サイトジェネレータです。当初は ipynb ファイルが最初から扱える Nikola に乗り換える予定でしたが、下記のような理由で Miyadaiku を採用しました。

Jinja2 が使える

Jinja2 は Python 製のテンプレートエンジンです。 従来の静的サイトやブログでは記事の内容やテンプレートをベタ書きする必要がありました。 共通部分をテンプ

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